自販機調査② アンケートと見えてきた課題

西葛西駅前での

自販機の利用について、西葛西駅を利用する人にシール投票を実施。また、戸建ての多い宇喜田地域ではアンケート調査を実施しました。

西葛西駅前と住宅地域でのアンケート調査結果

 

 

 

 

 

★自販機調査を行ったことで見えた課題

⦿自販機の年間消費電力量が大小あり、自販機によってはかなりの電力を消費していると思われる物があること。

⦿公共施設にもまちにも自販機の数が多いこと。中でもプラスチックの代表でもあるペットボトルの利用を促すことに結びつくこと。

⦿自販機を減らしたいと答えた人が予想外に少なかったことについて、これほどまで自販機の設置台数が多いことに気づいていないのではないか。

⦿マイボトルを持っているにもかかわらず自販機も必要だと思う人は、調査の季節が夏だったためか熱中症のことを心配したり、災害時のことを考えたりしていることがわかった。

⦿自販機の横にリサイクルボックスが無い所は、缶、ペットボトルの他家庭ごみまで自販機の横におかれている所も見られ、家庭ごみに混ざったプラスチック類の一部が風に飛ばされ川や海にたどり着いて海洋汚染に結びつくこと。

リサイクルボックスの設置は、義務ではなく、一般社団法人全国清涼飲料連合会という全国組織が推奨しています。自販機メーカーも飲み終わった容器の散乱を防ぐ目的で設置しているので買った自販機以外のリサイクルボックスに返却しても良いという事です。ただ、自販機のリサイクルボックスに集まった缶、ペットボトルの回収費用は産廃扱いで厳密にいえば家庭に持ち帰って飲んだ後の容器は自治体での回収ルートにのせるのが一番いいようです。

今回の調査から見えた課題を少しでも解決するためには、調査でわかった自販機の設置台数を知ってもらうこと。マイボトルを持参する人が増えたことはアンケートでわかりましたが、さらに一人ひとりがマイボトルを持参すること、そしていつでも気軽にそこに飲み水を補給できるようなウオータースタンドの設置場所を増やす事やリサイクルボックスを設置するように働きかけることなどが考えられ、今後さらに提案していこうと思います。