マイクロプラスチック流出の原因となる人工芝には疑義があります。(仮称)新左近川親水公園ラグビー場整備工事請負契約に反対しました。

緑色の細片が荒川の河口で見つかった人工芝     (荒川クリーンエイドフォーラム提供)

ラグビーを練習できる場所ができることに反対はしません。しかし、このラグビー場は人工芝を予定しているのです。人工芝は、マイクロプラスチックの問題があり、実際に運動している人たちからは身体への負荷などの声もあります。

2020年4月、環境ベンチャー「ピリカ」から、関東から沖縄の12都府県にある73の河川や港などを調査し、すべての都府県で人工芝の破片が見つかったという報告がありました。人工芝はプラスチックですので、通行やスポーツ利用などによってちぎれ、その破片が降雨などで流され、河川や海に流出し、海洋汚染につながります。

区は排水溝にフィルターを設置すると答弁しましたが、河川・港湾に流出するマイクロプラの14%が人工芝であり、スポーツ用途の人工芝ではその85%以上の施設で流出していたという調査結果もあります。今回のラグビー場では、広大なエリアに膨大な量の人工芝が敷かれます。流れ出ないように対策をするとしても、SDGsに力を入れていく江戸川区において「作る責任、使う責任」の観点からもこの議案については反対しました。