沖縄視察報告 辺野古、普天間、南部戦跡など  8月12日~15日

現安倍政権下で憲法改正に向けた動きが明らかになる中、沖縄の基地問題を含め日本の安全保障の在り方が重要な柱となります。沖縄の基地問題をめぐる、戦後の歴史、普天間基地移設と辺野古基地建設の現状を確認するために沖縄の視察を実施しました。

8月12日~15日、3泊4日の短い視察期間の中で、9人のメンバーが発見したこと、確認できたことや実感したことを報告します。視察のコーディネートは、江戸川区にある泉福寺住職をされていた時代、江戸川ネットも参加している「原爆犠牲者追悼碑の会」の事務局として、平和運動を共にしてきた岡田弘隆さんです。2006年に糸満市に「沖縄城山間院 長谷寺」を開創され、さまざまな分野の方々と連携し、辺野古基地建設反対運動に参加、またお寺でも学習会や上映会など幅広い活動を行っておられます。

辺野古埋立て予定地をバックに

また、8月8日に翁長雄志元県知事が亡くなり11日には7万人も集まった沖縄県民集会、その後行われた葬儀にも多くの方が参列され、激動真っ只中の視察になりました。

 

(視察の概要)

8月12日(日)

沖縄国際大学にて 、宮森小学校ジェット機墜落事故を取り上げた「ひまわり」の上映会とトークタイムに参加

トークタイムパネラー

・米軍ヘリからの落下物があった緑ヶ丘保育園の保護者 知念涼子さん、

・1959年に宮森小学校に落ちたジェット機墜落事件の当事者代表 伊波洋正さん、

・米軍ヘリが墜落した事件についてゼミで取り上げた沖縄国際大学非常勤講師の石川朋子さん

・コーディネーター:沖縄県民教育研究所所長、わんから市民の会共同代表 長堂登志子さん

 

8月13日(月)

辺野古 テント村で埋立てに関して説明を受ける

名護市

「ヘリ基地反対協議会」の写真家 山本英夫さんに現状を解説していただく。

 

 

 

 

宜野湾市

米軍ヘリからの落下物があった緑ヶ丘保育園

 

・わんから市民の会共同代表、子ども居場所プロジェクト代表 赤嶺和信さんに普天間飛行場とヘリ部品が落ちた「緑ヶ丘保育園」「普天間第二小学校」「米軍海兵隊施設」など現地で説明していただく。

・宜野湾市役所前での「沖縄国際大学 ヘリ墜落14年 抗議集会」に参加

宜野湾市役所前であいさつする代表藤居阿紀子

「江戸川・生活者ネットワーク」としてアピールする機会をいただき、沖縄の現状を見て、改めて日本全体の問題であることを再確認した。政治にかかわる立場から、東京の人びとに発信する責任があり、これからも連携を強めて運動をすすめたいと訴えた。

 

 

 

 

 

8月14日(火)

長谷寺で沖縄の歴史について学ぶ

岡田弘隆住職の長谷寺にて 糸満島ぐるみ会議・沖縄9条の会代表、沖縄県歴史教育者協議会委員長 平良宗潤さんに沖縄の歴史について、講義いただく。南部戦跡訪問。

 

8月15日(水)  帰京