参議院議員選挙 「市民の議席」獲得ならず

「生活の現場にこそ政治課題がある。国政を生活者の視点で変えること、大事なことは市民が決める地域主権を確立する」と、国政に全国比例で立候補した大河原まさこさんを、全力で応援しましたが、たいへん残念な結果に終わりました。

大河原まさこさんは東京都では、民進党のなかで有田芳生さんの38,368票に次いで、36,135票を得ましたが、残念ながら、全国の壁を破ることはできませんでした。国会に、私たちの声を直接反映させるためにも、なくてはならない「市民の議席」の獲得のために、北海道から熊本までの全国市民政治ネットワークが支援しました。選挙区と比例区の違い、比例区に個人名を書くことができることなどの選挙制度のわかりにくさもあり、選挙制度そのものを伝えきれなかったことも反省点です。全国比例の壁の高さを実感しました。

今回の参議院議員選挙の結果は、東京都の比例区での投票率57.48%、江戸川区では52.95%と前回を上回りましたが、23区では21位でした。

改憲勢力が2/3を占め、選挙中、自民党はまったく触れなかった憲法改定について、安倍首相は10日夜に「衆参の憲法審査会で憲法改正をめぐる議論を始めたい。」と述べました。選挙中には、この報道をまったくしなかったマスコミの姿勢もどうかと思いますが、いよいよ政権は、自分たちの思うがままに、憲法改定の道を進めていくことになります。生活者ネットワークとしては、立憲主義を守り、軍事によらない平和の実現をめざすために、これからも地域の活動を広げ、国政にも働きかけていきます。