生活者のための政治を~新たな一年の幕明けに

2014年初日の出(葛西臨海公園にて)

新年おめでとうございます。

皆さまにはどのような新年をお迎えでしょうか? 

2012年12月、政治、経済の混乱状況がつづく中、多くの国民の期待に押されて政権復帰を果たした自民党安倍政権は、経済再生を旗印に掲げて一年が経ちましたが、私たちの生活にどのような成果をもたらしたでしょうか。個人の生活状況、地域経済、どこをとっても一向に上向いてきた実感が持てないと感じている方がほとんどではないでしょうか。

大勢の人々が抱える老後の暮らしの不安、子育ての環境、若者の労働状況など、身近な問題は山積したままです。それどころか、政権の座についた途端に憲法改定を明言し、事故の終息も見えぬまま原発再稼働をすすめ、昨年暮れには、ごり押しで「特定秘密保護法」を成立させました。このままでは、私たちの生活の不安は増すばかりです。 

また、430万票という史上最高得票で当選した前猪瀬都知事は、自らが招いた「政治と金」の問題でわずか一年のうちに辞任という事態を引き起こしました。都民にとって、知事在任期間4年の間で、3回の選挙を行うという不安定な都政に翻弄される状況になってしまいました。ともあれ、今年2月9日には投票日が決まった都知事選挙では、江戸川・生活者ネットワークとして、国際都市、オリンピック開催などといった華々しいことより、弱者の立場を優先し、着実な都政運営を実行できる候補者に期待します。 

2015年4月には、統一地方選挙が予定されていますが、江戸川ネットはこれまでの3年間における活動を再点検し、今年は地域の方々と会い、意見を聞く活動を重点的に行っていきます。ぜひ、江戸川区政における問題や課題と感じていること、また、地域からのご意見をお寄せください。生活者ネットワークの政治の原点に立ち返り、大勢の方々と共に政策づくりから議会への提案をすすめていきます。 

皆さまにとって、今年一年が実り多い年となりますようお祈りいたします。

2014年元旦 

江戸川・生活者ネットワーク

代表・藤居阿紀子

運営委員会