雨の中、恒例の「東京大空襲慰霊碑巡り平和行進」

最終地点は小松川「世代を結ぶ平和の像」

3月2日(日)、冷たい雨の降る中、恒例の「東京大空襲江戸川・慰霊碑巡り路地裏平和行進」が行われました。
 

 午後1時半、北葛西・安楽寺に集合し、甘酒をいただき、体を温めて出発。東小松川「正徳寺」の炎で溶けた「水子地蔵尊」にお参り、「宝積院」では、戦災で焼失しつつも自力で復活を遂げた大イチョウの木を見学、「仲台院」では炎で溶けた2体の庚申塔に手を合わせました。そして「泉福寺」では平和観音像に平和の祈りを捧げました。「泉福寺」では、温かいお茶とお菓子をいただき、一服。ご住職で、江戸川区の平和運動の幹事を務める岡田隆法さんから「戦争の体験のない世代がますます増える中、暗い時代のことをしっかり見つめていこう」とのお話がありました。

 そのあと、小松川の「世代を結ぶ平和の像」へ向かいました。雨天のため、小松川へはほとんどの参加者がバスで移動することになりました。

 昨年の3月10日の東京大空襲江戸川区犠牲者追悼式で、「君ハ空ニイタ」(江戸川女子高等学校放送部製作)を上映した同校3年の湯川くららさんも参加。「今年は3月10日が卒業式で、後輩たちも試験と重なってしまい、追悼式に出席できないので、今日参加しました」とのこと。

 バトンを受け継ぐ若い世代が、草の根の平和運動から生まれているのは本当にうれしいことです。

 今年の追悼式は、10日(月)午後3時~5時。式典は、小松川さくらホール。献花は、世代を結ぶ平和の像の前です。「割烹寿賀多」さんから、おいしい「すいとん」が今年もふるまわれます。どうぞご参加ください。