中央防波堤埋め立て処分場を視察  

中央防波堤の埋立処分場(中央防波堤HPより)

12月17日(木)中央防波堤埋め立て処分場を視察してきました。

約30年前、江戸川ネットが設立してまもなくの頃にもここを見学したことがあります。その頃は、生ごみも不燃ごみもそのまま埋め立てていたのでまわりの空気は鼻を突き、発生するメタンガスを抜くためのパイプもあちこちに立っていました。

ところが今回見学して驚いたのは、以前の様子と全く違っていて、ごみで畝をつくり、3mになると50㎝ほどの土を被せ、それが高さ30mまで繰り返すそうで、平らな山のようにするのをサンドイッチ工法と言うのだそうで、出来た埋め立て地はごみの飛散や臭気の拡散、害虫、火災などを防止するそうです。

ここに持ち運ばれる可燃ごみの灰は、焼却後にセメントの原料のような資源として再利用する以外の灰で、破砕した後の不燃ごみからは鉄やアルミニウムを、粗大ごみからは鉄を資源として回収し、その後、埋めていました。徹底的に埋めるものを減らす努力をされていることを感じました。

ただ、そのような努力があってもこのままだと、あと50年くらいで一杯になってしまうそうです。ごみを出している私たちにできることとして、今後は徹底的にごみを減らすこと、生ごみはたい肥など利用できるものに変えていくこと、そして事業者には資源に出来るような製品づくりへと舵をきることが必要だと訴えていかなければならないと強く思いました。