江戸川における平和行動

毎年、地域の運動団体や江戸川区在住の原爆被害者の会「親江会」とともに行っている一連の活動について報告します。

○第30回 原爆犠牲者追悼式開催
7月18日(日)14時〜 葛西区民館   主催:親江会/原爆犠牲者追悼碑の会
江戸川区中葛西にある区立滝野公園には、多くの原爆被害者の願いを受けて、1981年に建立された「原爆犠牲者追悼碑」があります。毎年、7月の下旬の日曜日に、追悼式が開催され、その年に亡くなった方のお名前が奉納されます。追悼式には、江戸川区の代表として江戸川区長や区議会議長、各派の議員や各宗教関係者などが参加されます。
今年も、被爆証言、若い世代の代表(小学生、中学生)の話がありました、
 江戸川ネットは、追悼式実施にあたって、幹事団体として運営にも関わっています。

○第9回 江戸川平和コンサート開催
7月25日(日)13時30分〜 葛西区民館 主催:親江会/平和コンサート実行委員会
 2003年に第1回を開催して以来、ほぼ1年に1回の平和コンサートを実施してきました。ここ数年は、原爆犠牲者追悼式と連続企画として、江戸川区からの後援を受け実施してきました。被爆者の方々は年々高齢化がすすみ、小学校などに出向いて被爆体験談をしていらっしゃいますが、多くの世代に語り継ぐためには、コンサートや劇などわかりやすく参加しやすい企画をということで、平和コンサートが始まりました。毎年、素敵なアーティストが出演してくださり、多くの区内外からの参加者があります。
 今年は、琉球舞踊、原爆の詩の朗読、マリンバのコンサートというプログラムで、参加者からは好評を得ることができました。江戸川ネットは、実行委員会の中心的な役割で参加しています。

○平和のキャンドル・デモ実施
8月9日(月)18時〜 滝野公園で集会・西葛西駅前の子ども広場(通称:怪獣公園)までデモ行進
主催:原水禁・江戸川区民会議
 毎年、8月6日または9日(ヒロシマ・ナガサキに原爆が投下された日)の夕方、主に区内の労働組合が立ち上げた「平和運動センター」が事務局を担い実施しています。
 今年は、100人近い人たちが集合し、集会では主催者あいさつ、親江会、江戸川ネット、脱原発・下町ネットワーク、仏教会の挨拶につづき、ヒロシマの祈念式典や原水禁の大会に参加してきた報告がありました。
 今年の話題は、ヒロシマの式典にはアメリカ政府代表や英仏の代表が、ナガサキにも英仏の代表など過去最多数の各国代表が参加したことです。被爆国日本から世界に発信してきた核兵器廃絶への気運の高まりが感じられ、今後の世界の動きに注目が集まります。日本政府のこれからの日米関係を中心とした政策から、どのように方針転換されていくのかを重視する必要があります。
 キャンドル・デモのシュプレヒコールでは、「核兵器廃絶!ヒバクシャの体験を風化させない!原子力エネルギーは廃止!など」声高らかに訴えて歩きました。