ソーラーシェアリング視察エコツアー@匝瑳市 ~ 畑の上で太陽光発電 ・ 食もエネルギーも地産池消 ~

2016年2月3日 14時48分 | カテゴリー: トピックス

匝瑳市民発電所のスタートは、東光弘さん(三列目右端)が、4年前、江戸川区内の市民立発電所を視察されたことから。

 

 1月30日(土)、地域の環境NPOのメンバーらとともに、 千葉県匝瑳(そうさ)市で進められている「ソーラーシェアリング」を視察してきました。

 「ソーラーシェアリング」とは、畑の上でソーラーパネルを設置し、畑の作物を育てながらソーラー発電による売電収入も農家の方が安定的に得られるというものでした。耕作できることを第1条件と考え、地域再生に効果が期待されます。

 見学した場所では、大豆畑の上に高さ2.3~3.5mほどの藤棚のような高架台があり、そこへ幅の狭い(28㎝)ソーラーパネルが、隙間を開けて800枚ほど並べられていました。

 2013年3月に農水省の通達が出て、畑の耕作が必要条件でソーラーシェアリングの形が実現可能となったそうです。それ以前は農地で発電事業を営むことはできませんでした。

    収穫の終わった畑の中に入らせてもらいました。

    ソーラーパネルの下で植物は育つのかと思いがちですが、そんな不安を一掃する説明もしてくださいました。植物は50ルクス届けば成長するそうで、逆に直接陽が当たるところでは光合成はできず、陰になった葉の部分が光合成をするのだそうです。

 ソーラー発電と植物の成長の関係がうまくいく理由がよくわかりましたし、ソーラーパネルがつくる程良い影は、夏などの農作業を楽にするうえ、寒い季節には放射冷却が減り、雪解けも早いそうで、なんだかいいことがそろっているのです。

       細長いパネルは太陽の動きに伴う可動式。

 農家の方々が作物を作りながら売電収入が安定して得られることは、強みであり、安心であり、将来の夢も広がるのだろうと思いました。

 都市農業を守ることと自然エネルギーへの転換は、どちらも生活者ネットワークの重要政策です。2つを組み合わせて、地域おこしができる提案をしていくために、今回の視察はたいへん意義あるものになりました。              

(運営委員・環境部会 原田真佐子)

「ソーラーシェアリングは地域再生の融合」と、市民エネルギーちば合同会社の東さん。