東京都知事選挙、衆議院議員選挙の取り組み報告

2012年12月19日 14時49分 | カテゴリー: トピックス

 突然の都知事の引退表明と衆議院の解散を受けて、東京では16日同日投開票のダブル選挙となりました。東京・生活者ネットワークは、急遽それぞれの選挙の取り組み方針を議論した結果、都知事選挙では「脱原発」を掲げる宇都宮けんじさんを支持することに決定しました。江戸川ネットでは、「原発都民投票」の活動をすすめてきた地域のメンバーなどと共に、公営掲示板のポスター貼りや法定ビラまきなどの協力をし、駅頭遊説にも参加しました。

 また、衆議院議員選挙など国政選挙に関しては、これまで「ローカルから政治を変える」を目標に取り組んできており、前回2009年、「政権交代」を目指し、「コンクリートから人へ」を掲げた民主党の候補者を推薦し取り組んだ結果、50年以上も続いた自民党政権からの政権交代を実現させることができました。その後の政権運営や政策のブレなどが国民の期待を大きく裏切ることになったことについて、私たちは推薦・支持した立場として、政策点検と共に厳しく検証しました。民主党の政権運営が政治不信を増幅させたことは大きな課題ですが、自民・公明の保守・中道右派連合が政権奪取することも問題です。生活者ネットワークでは、「脱原発」「市民自治」を政策の基本におき、今回の衆議院選挙に取り組みました。

 江戸川では、前回は民主党から立候補した16区の初鹿明博さんと17区の早川久美子さんを推薦し選挙協力をしましたが、今回の選挙では、新たな政党「日本未来の党」から立候補した16区の初鹿明博さんの推薦を決定しました。

 その理由として、①「脱原発」「反TTP」「消費税凍結」という重要政策の一致、②任期中、障がい者、子育て、貧困など、弱者の政策に重点を置き取り組んできたこと、③常に地域に情報を発信し、江戸川ネットや地域の団体との連携を図ってきたこと、などが挙げられます。地域と国政のパイプ役として、こうした実績のもと、信頼が置けるとともに、今後の協力関係が築けることを重視しました。選挙中は、駅頭や街頭での遊説、演説会や選挙カーの応援にも入りました。「足で歩いて現場を知り、そこに心を注いで政策をつくるのが政治家だ」と、政治家本来の役割をきっぱりと訴えていたのが印象的でした。

 結果は、都知事選挙は猪瀬直樹氏が史上最多得票でのトップ当選、衆議院選挙においては史上最低の投票率で自民党が圧勝しました。自民党は300議席に迫る躍進をしたとされていますが、実際は、比例の得票数を比較すると、前回の敗退した選挙で獲得した数にも及んでいません。この結果からも明らかなように、多くの市民の政治不信はピークに達した状況だと言えます。

 突然の総選挙執行により、江戸川ネットとしても、新たに誕生した「日本未来の党」に対する信頼を得るまでに至らなかったこと、民主党を離脱し、政治家としての覚悟をかけて立候補した初鹿明博さんの真意についても十分伝えられなかったことは残念です。東京・生活者ネットワークが推薦・支持した15名のうち、当選は3名にとどまりました。

 私たちは今回の選挙の結果を厳しく受け止め、「脱原発」「市民自治」の政策を実現させるべく取り組みをすすめていかなければなりません。今後も地域からの発信を弛まずつづけていきたいと考えます。

                          江戸川・生活者ネットワーク代表  藤居 阿紀子