いなみや須美の一般質問

江戸川区議会第二回定例会報告

 6月27日から第二回定例会が始まり、6月30日、稲宮須美が一般質問しました。
 内容は2008年度から予定されている「サーマルリサイクル」についてです。

1. 昨年10月、23区区長会にて「サーマルリサイクル」実施の申し合わせをしたが、これまで焼却不適物であったプラスチックを今後焼却することについては、区としての決定を明確にすべき。

2. 各区の「一般廃棄物処理基本計画」を見ると、サーマルリサイクルについての表記がない区が7つもある。実施時期を明確にしているのは江戸川区と葛飾区のみで、他の区は「検討する」と記すにとどまっている。収集部門の23区と処理部門の清掃一部事務組合が区民の理解を得ながらすすめるには相当の期間を要するが、なぜ区長会においては当初計画より一年前倒しにしたのか。

3. 江戸川区は今後マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクルをすすめることにしている。億単位の予算増が見込まれる中においては、資源化費用を含めた清掃事業費をいつでも公開し、区民のごみ減量の意識向上に役立てるべき。

4. 今後、清掃工場でのごみ焼却熱を電力にする事業を本格化する動きの中で、一部事務組合と東京ガスの出資による新会社設立の準備がすすめられている。売電を事業とする新会社設立は、ごみが増えれば利益が上がるシステムをつくることであり、ごみ減量への取り組みを根底から覆すものだ。入札もプロポーザルも行なわずに特定企業と合弁する、職員は一組の退職者を採用するなど、時代に逆行した問題をはらんでいる。事業が破綻した場合の責任の所在も不明確である。区長会副会長、一組執行機関として、どのような姿勢で設立の検討に臨んでいるのか。

区長答弁は「いなみや須美」のサイトをご覧下さい。