9月10日(日)水辺の生きもの調査を行いました。

捕まえた虫の説明を聞く

総武線のすぐ南側、荒川の河川敷で「水辺の生きもの調査」を行いました。おとな14人、子ども9人の参加で、虫捕りや投網で採ったサカナなどの観察をしました。

今年も「水辺の楽校」の方々とご一緒させていただきました。まず、原っぱで虫捕りショウリョウバッタやオンブバッタ・キリギリスなどを見つけました。バッタもキリギリスも昆虫ですが、バッタの仲間とキリギリスの仲間とでは、まったく違うところがあります。どちらの仲間か見分けるのは、触角の長さを比べてみるとよいのだそうです。キリギリスの仲間の方が触角がすっと長いのです。バッタは昼間に活動することが多く、キリギリスは夜行性なので触角が長いのかもしれません。

ごみを拾ってから、生きもの探し

次は、河川敷近くにいる川の生きもの調べです。調べる前に、ごみを拾いました。ペットボトルがたくさんありました。砂地の近くの浅瀬にはクロベン

ケイガニやシジミ、ボラ、シロタエビなどいろいろな生きものがいました。暑い日だったので、子どもたちは、気持ちよさそうに水際をジャブジャブと長靴で闊歩していました。「カニがいっぱいいたよ!」「貝もあったよ!」と楽しそうに報告してくれました。

平井大橋の上から荒川の水を採取

最後は、平井大橋からバケツを投げ入れて採取した荒川の水質調査です。前々日、8日に台風の影響で大雨が降ったせいか、COD(酸素濃度)はとても高く、試薬の色が青くなってしまいました。上流から多くの水が流れてきたこと、川底に溜まっていたヘドロのようなものの成分が浮き上がってきたからかもしれません。透視度計では、42cmのところまで、基準になる✕印が見えました。

透視度計を覗いてみると…

青くなった試薬

私たちの身近にある荒川ですが、意外とじっくり観察することは少ないかと思います。11月5日には、今度は船堀橋の周辺で、調査をしながら河川敷のごみを拾います。ご都合つく方はご一緒に河川敷の清掃をしませんか!