11月7日(日)クリーンエイド実施しました。 合計43袋のごみを集めました!
2021年11月7日(日)、船堀橋右岸にて荒川クリーンエイドを実施しました。
クリーンエイドとは、「clean+aid」(きれいにして助ける)の造語です。1994年から始まったこの活動を毎年実施し、みんなでごみを拾いながらごみの組成調査を行い、国交省に報告することで政策提案にも繋がります。また、ごみを拾うことで自然が回復するのを助け、そしてまた海へ流れてしまう前に拾うので海洋ごみを減らすことにもなります。
共催しているガールスカウト215団の方々はじめ、HPやポスターを見て申し込んでくださった方も含めて、参加者は大人22人、子ども14人で行いました。
年1回の実施ということもあり、川原は葦が大人の背よりも高く伸び、川辺には近寄ることもできない状態になります。そこで葦を刈ってもらうと、ようやく川辺のごみが見えるようになりました。見ただけでプラスチックごみやペットボトルが多く散乱しています。
「ああ、ここ綺麗にしたい!」という声が聞こえてきます。海洋問題に心を痛めている人には、河原に落ちているプラスチックやペットボトルの行方が気になって仕方ないようです。海にまで行かせない!という思いを感じます。
約1時間のごみ拾いをした結果、個数の多い順では、飲料ペットボトルが445本、プラスチックボトル(洗剤・シャンプーなど)325本、ポリ袋・シートの破片206個。よく数えてくださいました。その他全部あわせて大きなごみ袋で31袋、びん5袋、缶7袋になりました。
参加した子どもたちの感想は、「レジ袋の劣化したものが多かった。」「プラごみが多い。」「きりがない。」「水辺に特にごみが多い。」「大きいごみが多かった。」「ポイ捨てが多い。」「ペットボトルが多い。」
大人の方々の感想は、「血管や脳幹を通るナノプラスチックよりも大きいマイクロプラスチックなど、大きいプラスチックのうちに拾っておくことが重要」「意外とマスクは少ないが新しい商品もあった。」 との記述がありました。
江戸川区ではポイ捨てに関する条例があります。「江戸川区歩行喫煙及びポイ捨て防止等に関する条例」です。ポイ捨ての対象物は吸い殻・空き缶・空き瓶・ペットボトル・新聞紙・雑誌・紙くずその他とあり、みだりに捨てることによって地域環境の悪化に繋がるものを対象にしています。この条例の名称から対象物が吸い殻と誤って捉えられてしまいがちですが、ポイ捨てを防止する条例だと改めて知っていただき、みんなで守っていきたいですね。 環境部会 原田真佐子