荒川上空を飛行機が飛ぶ! 1月30日(木)から確認飛行が始まります。
2015年に羽田空港の国際線を増便するために、新しい飛行ルートの説明会が始まって5年が経とうとしています。1時間に80便の離発着だったものを90便に増やすのです。これまで江戸川区内各地でも説明会が開かれてきました。国交省の職員による説明では「住民のみなさまとの対話」と言いつつ、騒音や落下物への住民の不安に対して「対策の充実と強化を図り、徹底します」以外の回答が得られたことはありません。
いよいよ今年3月29日(日)から、着陸時に都心の商業地や住宅街を低空飛行する新ルートでの運行が開始されます。江戸川区の上を通らなければよいというものではありません。新ルートでは天候に関わらず南風のときは15:00~19:00の時間帯には新宿区や港区などの都心を通過することになります。それ以外の時間帯はこれまでどおり、南風の悪天候時には江戸川区の上空を通過します。さらに加えて、北風時、新ルートでは新たに荒川の上を離陸便が通過することになります。荒川沿いには学校や公園などが多くあります。
12月5日(木)清新町コミュニティ会館、12月13日(金)小松川区民館で開催されたパネル展示による説明会で「実機を使って飛行したら、思ってた以上の騒音でとても耐えられない、と住民が感じたら、その声はどこが拾い上げてくれるのか?見直しを要求することはできるのか?」という質問には「今回の実機による飛行はあくまで確認なので…」という国交省の答えでした。どれほど住民が不安を訴えても変えることはできないということなのでしょうか?
品川区では住民投票の動きが出ています。渋谷区議会・港区議会では見直しを、という意見書が採択されています。そもそも羽田空港を機能強化する必要がどこにあるのでしょう?経済のみを優先し、住民が置き去りにされることがあってはなりません。声を上げ続けることが必要です。
タワーホール船堀 1階 オープンスペースで、1月18日(土) 14:00~17:00 パネル展示による説明会があります。「どういう経路をとるのか?」「どんな影響が考えられるのか?」など疑問に思うことを率直に聞いてみましょう!