「子どもの居場所フォーラム」開催 ~それぞれの活動を通して見えたもの~

11日(土)タワーホール船堀にて「子どもの居場所フォーラム」を開催しました。江戸川ネットもメンバーになっている生活クラブ運動グループ・江戸川地域協議会の主催です。

大勢の参加で熱気あふれる学習会になりました。

大勢の参加で熱気あふれる会になりました。

地域で活動している4団体から活動の報告と課題、これからのことについてなど話していただきました。報告してくださった団体は「江戸川中三勉強会」「江戸川遊ぼう会・発見きち」、生活クラブ運動グループから「えどがわあったか子ども食堂」「まちカフェひろば もも」の4団体で、「江戸川子どもおんぶず」代表の大河内秀人さんにコーディネーターとして進行していただきました。

高校受験をする子どもたちに、勉強を教えるだけでなく、くつろぐ場も提供している「江戸川中三勉強会」、子どもたちのやりたいように遊ばせる外遊びを通して、自分らしくいられる空間をつくっている「発見きち」、誰もが気軽に立ち寄れる地域の居場所にとランチを提供している「あったか子ども食堂」、親子で遊び、くつろげる場所としてカフェを併設して、ひろばづくりをしている「まちカフェひろばもも」。それぞれの団体の報告に58人の参加者からはさまざまな質問・意見が出されました。

各団体に共通しているのは、それぞれに誰もが自分らしくいられる場が必要だということ。勉強会だけれども「寝っ転がってていいよ」「遊ぼうよ」と声をかける「中三勉強会」、「火」をツールとして普段できないことをする子どもの世界をつくっている「発見きち」、ランチにきた子どもたちや親から相談事も引き出していきたいという「あったか子ども食堂」、人と比べながら子育てしている実態が見えてきた「まちカフェひろばもも」からは、今後の課題について、こういう場所に出てこられない人たちへの支援もしたいということも話されました。

最後にコーディネーターの大河内さんが「子どもには、自分の言いたいことを言っていいんだという権利がある。よく『子どもの意見表明権』ということが言われるが、これは子どもが自分の願いを他の人に聞いてもらう権利のことで、私たちはそれを聞いて子どもの最善の利益を保障していくことがだいじ」と話されました。

みんなでつながりながら、今後どうしていくか改めて考えさせられたフォーラムとなりました。