「川内原発再稼働するな!フクシマを忘れない!~9.23さようなら原発全国大集会」参加報告

 

江戸川ネット平和人権部会

場所を亀戸中央公園に移しての「川内原発再稼働するな!フクシマを忘れない!~9.23さようなら原発全国大集会」には、全国から1万6千人が集結。江戸川ネットからも平和人権部会のメンバーを中心に参加しました。 

 午後1時から始まったトークイベントの司会は女優の木内みどりさん。日本の芸能界では、自らの考えを明確にしない方が多い中、木内さんは、「脱原発」のために、自分にできることは何でもする、とのスタンスで脱原発活動を熱心に行われています。 

呼びかける大江健三郎さん

 挨拶に立った大江健三郎さんは、「3.11後の強い反原発の国民感情が弱まっているとの悲観的な観測があり、こうしたことが安倍政権の強硬政策につながっている。私たちは断固として進まねばならない」と。 

 また、澤地久枝さんは、「総武線の中で前に座った見知らぬ女性たちと目があった。これから行くところはひとつ、と目と目で合図した」と前置きし、「今日の集会が中止になったと報道した新聞があった。今日これだけ多くの人が集まっているのに、その新聞の読者はやっていないと思っているだろう。代々木公園ではなくなったが、すぐに亀戸中央公園に変更した。こうした報道はいかがなものか。」とチクリ。「安倍晋三さんに『原発をやめる』と言わせたい。生き生きと笑って闘おう」と話されました。 

 川内原発、福島からも、また、台湾、韓国の代表の方々からも呼びかけがありました。 

 集会の後は、錦糸町まで、「すべての原発再稼働に反対!」「放射能被害を隠すな!」「健康診断を実施せよ!」「電気は足りてる!」などの声を上げ、デモ行進しました。 

  大江さんが懸念を示されたことは、2012年7月、戦後最大となったデモ行進と比較すれば明らかです。当時は、多数の若者やベビーカーを押す方々も参加し、道行く人々からもエールが送られ、途中からでも参加するなど、まち全体が一体となっていた観がありました。そして、メディアも大きく取り上げていたものです。 

 今回は、その若い方々の参加があまり見られなかったことは残念です。若い方々こそが、原発依存のエネルギー政策に長く、大きな影響を受けるのです。

 健康や、住みかやふるさとを奪われることなく、誰もが安心して暮らせるよう、「脱原発」を勝ち取るまで、粘り強く市民の運動をすすめていきましょう。

 江戸川・生活者ネットワーク 平和人権部会

デモでは、安倍政権早期退陣を求めるシュプレヒコールも。