市民が戦った国政選挙、議席獲得ならず~参議院議員選挙報告

 

最終日、新宿駅で最後の訴えをする、市民の政治リーダー・大河原まさこさん。原発ゼロを目指す仲間、ゼロノミクマくんも応援に。

 参議院議員選挙公示を直前にして、民主党の公認候補が一本化され、生活者ネットワークが推薦する大河原まさこさんが無所属での立候補を余儀なくされました。このことを受け、「生活の現場にこそ政治課題がある。私の目標は国政を生活者の視点で変えること、市民政治を国政で実現することにある」と、決意を新たにした大河原まさこさんを、国会にはなくてはならない市民の議席を獲得するためにも、全力で応援する体制で選挙戦に臨みました。

 選挙期間中、江戸川区には3回の街宣遊説に入り、江戸川ネットから新村いく子やメンバーが参加し、共に区民への支持を訴えました。仕事帰りのメンバーも事務所で電話による支援を呼びかけました。

 選挙戦の中で、大河原まさこさんは、「わずかな大企業ばかりの利益を優先するのではなく、労働者や生活者こそが優先されるべき」とアベノミクスを批判。「国民の8割が反対する原発、未だ15万人もの人が地域にもどれない福島の現状から即刻原発はゼロにすべき」と主張。「安倍政権の独走を食い止め、これらのことを実現するためにも国会のねじれは解くどころか固結びにしておくべき、選挙権を持たない子どもたちのためにも一票を!」と、力強く訴える姿が共感を呼びました。

 参議院選挙の結果は、東京都の投票率52.61%、江戸川区では49.11%と前回を大きく下回るもので、自民党圧勝とは言え、国民からの信任を得たものとは言えません。今後、「憲法96条の改定」「原発再稼働」などの問題には、市民の立場から阻止する活動が求められます。生活者ネットワークとしても地域の活動をさらに拡げ、国政に対する働きかけをすすめていきます。

 大河原まさこさんは235,694票を得ることができたものの、大変残念な結果となりましたが、6年間の国会での実績を活かした今後の活動に期待したいと思います。みなさま、大変お疲れさまでした。

(江戸川・生活者ネットワーク代表 藤居阿紀子) 

*江戸川ネットは開票立会人も務めました。その様子はこちらから。