小松川自然地・里川プロジェクト~セイタカアワダチソウの抜き取りで生態系はどうなる?
21日(日)午前、秋の「小松川自然地・里川プロジェクト」第2回目を実施。気温28度という時ならぬ暑さの中、生い茂る外来種・セイタカアワダチソウの抜き取り作業を行いました。外来種の繁殖により、日本の植物の生育が妨げられてしまっているのです。
小松川自然地では、全部抜き取るエリア、刈り取るエリア、放置するエリアの3つに分け、生態系にどのような違いが見られるかを観察することとしています。
暑さの中、一心不乱に抜き取りを進める中、あちこちで、虫を見つけた子どもや、昆虫大好きのオトナたちから歓声が。その虫たちや植物について、自然案内人の橋本さんが丁寧に解説してくれ、そのときは生物博士になるのですが、果たしていつまで覚えていられるやら・・。
当日確認できた主な昆虫は、オンブバッタ・エンマコオロギ・カンタン(緑色のコオロギ)・アキアカネ・カネタタキ・ツチイナゴ・テントウムシ・センチュクバエ・フタモンアシナガバチ・ツユムシ・チョウセンカマキリ・オオカマキリ・コカマキリ・アオドウガネ・タテハチョウSP・カネタタキ・センチニクバエ・ヒラタアブ・モンキチョウ・セイヨウミツバチ。
鳥類は、セッカ・スズメ・ヒヨドリ・ムクドリ。
植物は、ヘクソカグラ・クサカズラ・ツルマメ・オオオナモミ・アメリカセンダングサ・ヨモギ・ノイバラ・オオブタクサ・ヨシ・オギ・セイタカアワダチソウ。
プロジェクトメンバーは、午後からも、小さな株までの抜き取り作業を敢行。目視で9割以上は抜き取りを完了しました。さて、今後の自然地の状況にご注目下さい。