新村いく子の一般質問と答弁を報告します②

放射能汚染と、被災児童・生徒・家族への支援

問)子どもの健康を守るため、保護者の不安を取り除くためにも、学校給食食材について、アットランダムな抜き取り調査で食材の放射性物質検査をして公表することについての見解は?
答)流通している野菜などの食材は、出荷時点で検査され、基準値を大幅に下回っているものであり、区として検査をするつもりはない。

問)6月1日付「広報えどがわ」で示した放射線量については、標準値以内という事実だけを掲載、内部被ばくの放射線量は含まれていないという記載がなかったために、区民の不信感が助長された。さらに、7月1日発行の「広報えどがわ」でも、都が計測した区内4ヵ所の測定値に基づき、年換算した数値も内部被ばく分には言及していない。ホームページや広報紙での正確な情報提供と区の考え方をきちんと周知することが必要だが、区の見解は?
答)区としては、きちんと公開している。

問)江戸川清掃工場の飛灰(ひばい)から国の基準値1キロ当たり8000㏃を超える9740㏃という高濃度が検出され、工場内に一時保管される事態となっている。江戸川清掃工場の飛灰の数値がなぜここまで高いのか、工場付近の空間放射線量がなぜ高いのか、区の分析は?
答)正直言ってわからない。江戸川清掃工場に入るごみは他区のものもあり、焼却されるごみは何ヶ月も前のものもある。一組、区とも周辺放射線量を計測したが、安全レベル。これからも、清掃工場周辺、水再生センター周辺については継続的な放射線量計測を求めていく。

問)子どもは放射線に対する感受性が強い。これから長く生きていく子どもたちは、呼吸や食料からの内部被曝も含め、放射能を受け続ける結果の積算量も当然増えていく。低線量被曝は、日本社会も初めて経験することであり、未知の世界、放射能汚染への不安を解消するために、放射線量測定を継続実施し、データを持ち、公開することが、区として、できうる対策ではないか。見解を。
答)(回答なし)

問)区が受け入れている被災地の子どもたちについて、新しい環境でさらにストレスを抱え込まないように、スクールカウンセラーの存在を保護者に知らせる、また、スクールカウンセラーから、子どもや保護者に働きかけることについてどう考えるか?
答)スクールカウンセラーについては転入の際に情報として知らせている。必要ならば向こうから何か言ってくるので、こちらからの特別な働きかけは考えていない。