地方から見た東京都議会議員選挙~北の国通信②
2013年6月23日(日)の夜、都議選の開票状況は気になりつつも、北海道では、インターネットを開かなければ結果がわからないと思いきや、NHKが都議選開票速報番組を放映しました。ということは、全国各地で放送されたということです。
こんなにも都議選結果が全国で注目され、参議院選挙のバロメーターのように取り上げられることに、都民だった一人として、「これでいいのか都議会議員選挙!?」いう気持ちがしました。ただ、東京・生活者ネットワークってどんな団体なんだろう?と関心を持ってくれた人は多かったのではないかと思います。翌24日(月)朝は、東京ネットのHPになかなかアクセスできなかったとの声も聞かれるところです。市民政治を広げるネットワーク運動への関心が全国的に増えたことを次につなげなければという思いがしました。24日(月)の北海道新聞が、前回と今回の無党派層の投票行動をグラフで表していましたが、 東京・生活者ネットワークは前回1.1%から今回4.0%に上がっていました。
北海道では、都議選翌日には参議院選挙の公営掲示板が設置され、北海道の地方紙にも都議選結果をもとにそれぞれ政党のコメントが載るなどすっかり参議院選挙のムードになっています。
ふと、12年前の2001年の都議選、小泉旋風を思い出します。都議選なのにどこに行っても小泉さんのポスターが目立ち、自公が議席を増やしました。そして、今回の選挙でも、「アベノミクス効果」といって自公勝利が続くことに不安を感じる人々は大勢いると思います。脱原発、反TPP、憲法を守る視点から、賢明な有権者の揺り戻しを期待したいところです。
これまでの都議選を振り返っても、いつも国政の影響を受ける中で、東京・生活者ネットワークだけは、都議選政策を語り、都政改革のために議員を誕生させ、地域に根付いて活動していることを日常的にアピールしなければならないと思います。それが、今回獲得した貴重な市民の3議席を安定化させ、少しずつ増やしていくことにつながると信じています。
できることなら、都議選日程の見直しをしたいものですね。
江戸川・生活者ネットワーク 運営委員・染谷 益美(北海道砂川市在住)