都議会での性差別発言に厳重に抗議します

   18日、都議会本会議場における塩村あやか議員の一般質問に際し、一部男性議員から心無い野次が相次いで発せられたことに対し、厳重に抗議します。

 都議会では、翌19日、生活者ネットワークの西崎光子、山内れい子、小松久子を含む女性都議25名全員で、吉野利明議長に口頭で申し入れを行いました。さらに都議会生活者ネットワークとして、議長あてに抗議文書を提出しました。こちらからどうぞ。

 世界最大の都市・東京の、1000万人を超える有権者の代表として、誰よりも人権意識を持ち、職務にあたるべき都議会議員が、女性に対しセクシャルハラスメントを平然と行うなど、議員としてはもちろん、人としてあってはならず、恥を知るべきです。
 

 非常識極まりない野次に対し、議場内では同調するかのような嘲笑が起き、議長もそれをやり過ごしました。当事者・関係者らは指摘されてようやく問題を認識したのでしょうが、それでもなお「発言した個人が特定できない」などとうそぶく始末です。こうした意識の持ち主たちを都民の代表として戴いていることに、忸怩たる思いを抱いた方は多いことでしょう。

 都議会において、女性蔑視を背景とした性差別発言が臆面もなく発せられるということは、東京全体、ひいては日本全体で今なお女性への差別と偏見が解消されていないことを露呈することにもなりました。安倍総理がすすめる「女性が輝く社会づくり」の実現は、男女平等が大前提です。

 発言した当事者は、潔く非を認め、認識を改めると同時に心からの謝罪をすべきであり、都議会としても、ことの重大性に鑑み、二度とこのようなことを起こさないという決意声明を出すなど、真摯な対応を求めます。

                   江戸川・生活者ネットワーク運営委員一同