おしどりマコ&ケンさんがやって来た!~「はりきってゲリラになって下さい」byマコさん

2013年3月5日 17時03分 | カテゴリー: トピックス

あっという間の2時間でした。マコ&ケンさん、ありがとうございました。(司会は奈良)

マコさんの弾丸トークにケンさんのあったかいあいの手。参加者はくぎ付け。

知る人ぞ知る!という吉本芸人の「おしどりマコ&ケン」さん。原発問題をテーマにしたトークライブなどで大活躍のお二人を、3月2日、生活クラブ運動グループ江戸川地域協議会として江戸川に招いた。お二人は、3.11後、原発の問題や放射能被曝について、東電や国に対して、舌鋒鋭く「ツッコミ」を入れ、そのやり取りを非常に分かりやすく、かつ、面白く私たちに伝えてくれている。

しかし、「知る人ぞ知る」なわけで、今回も最初にマコさんは「私たちのことを知らなかった方は?」と会場のみんなに質問。3分の1以上の方が手を挙げたので、なぜ原発について行動を起こしてきたのか、2011年3月11日の震災の日から話が始まった。 

お二人の住むマンションがひび割れなどの被害にあい、近所の小学校で避難生活をしていた。原発事故に驚き、校長先生に安定ヨウ素剤があるかどうか聞いた話、もちろん用意などされていない。とろろ昆布を買い込んで、近所の子どもたちに配ったそうだ。マコさんは、鳥取大学の医学部生命科学科に在籍していた時、(日本の)中国地方における自然放射能の影響についてという課題に、一人、中華人民共和国の水爆実験の問題を調べたらしい。その時、チェルノブイリ事故や中国での核実験で放出された放射性物質の影響を調べ、基礎的な知識があった。東電の発言やメディアに出ている識者の言っていることが矛盾に満ちていることに不安を持ち、居ても立ってもいられずの行動だったという。 

とにかく凄い行動力だ。インターネットで東電の記者会見を毎日何時間も見てメモを取り、記者の発言を制限されている状況に憤り、自分たちで記者会見場に乗り込む。わからないことは、わかるまで何べんも聞く。出さない資料やデータをあきらめずに求め続け出させる。知りたいと思ったらどこにでも出張る。いろんな人に会って話を聞く。そしてその顛末をブログに書きつづった。以来、原発問題芸人として、現在に至っている。 

この日に提供された重い話題を少し紹介しよう。

3号炉が爆発した時、風は東京に向かって吹いていた。大学の研究室で測定機器を持っているところが、スーパーで売っているものを片っ端から測っていた。福島に行ったわけでもない留学生がかなり体内被曝していることが分かり、東京で食べた食品しか考えられないと。ホウレンソウから2万~2万5千パーベクレルの数値を検出。事故直後は出荷制限もなく、3月4月はかなりの汚染野菜が出回っていたことが分かっている。では、出荷制限のかかったのち野菜はどう処理されたのか?そこを追及しても県も市も明確に答えない。直接農家に聞きにいったら、避難所の食糧が不足していたから…と。飢えるより食べる方を選んだということだ。 

福島に限らず、茨城、群馬、千葉など、本当のことや危険なことを発言し何とかしようとしている農家や漁師は村に居づらくなる状況に置かれているという。汚染されている千葉のカタクチイワシは、九州の養殖業者が餌として買った。長崎産の養殖ハマチからは基準値以下だが、高い数値が検出されている。

汚染地域の小学生からは、1年以上たった今でも尿から放射能が検出され続けている。しかし、このデータは自治体との契約で公表できないことになっている。

チェルノブイリでは、毎時0.5μ㏜(マイクロシーベルト)の地域は避難できる権利がある。しかし、福島では毎時6μ㏜から12μ㏜のところに子どもたちが生活している。昨年11月、毎時20μ㏜を下回る避難勧奨地点が解除され避難者への補助金がなくなった。しかし、この数字では子どもと一緒に帰ることができない。 

2012年になってから「脱原発」はメディアでもかなり発言できるようになった。しかし、脱原発以上に「脱被曝」の情報が大事だと「おしどり」の二人はいう。しかし、大きなメディア規制が存在するとのこと。かの『赤旗』でさえ、「被曝」と「避難」については扱えないらしい。 

とにかく話題がてんこ盛りの絶妙なトーク(マコさんの早口トークにケンさんのあったかい合いの手)で、あっという間の2時間だった。会場に詰めかけた方々は厳しい現実にこれからも向き合っていく希望をもらえたはずだ。

現在、原発事故への関心が薄れ始めている。しかし、現実に汚染は続いている。多くの人が原発事故や放射性物質の影響をチェックし続けることが必要だ。

私たちは、今年も「脱原発」「脱被曝」をめざして発信していこう!

(運営委員・奈良 由貴)

 

 

参加者の子どもがいることを知ったケンさん。針金とペンチを買いに走り、その場で針金細工をつくってプレゼント。やさしい~。

集会後、おしどりマコ&ケンさんを囲んで。江戸川地域協議会のメンバー。