震災後の都知事選挙の結果

3月11日の東日本大震災は、未曾有の被害をもたらし、多くの犠牲者を生みだしました。亡くなった方々へのご冥福をお祈りするとともに、心からお見舞い申し上げます。
また、福島第一原子力発電所の大惨事は震災被害に追い打ちをかけるように、日本列島を不安や恐怖に陥れています。遂にチェルノブイリ事故と同レベルと評価される状況に至り、未だ解決の見通しさえ立たず、国や東京電力の責任が大きく問われています。今こそ、原発頼みのエネルギー政策を転換させなければ、今後、さらに多くの犠牲者を出してしまう結果につながってしまします。江戸川ネットとして、市民の立場から「脱原発」に向けて、さらに強く活動をすすめていきたいと考えます。

こうした震災後に行われた都知事選挙ですが、社会全体が自粛ムードにある中で、石原慎太郎氏が四選を果たしました。新銀行東京、オリンピック招致や築地市場の移転問題、また、エネルギー政策に関しても大きな争点だったと言えます。震災の影響で、築地の移転先とされている豊洲の土地が液状化したことはほとんど報道されず、エネルギー政策についても深く議論されることはありませんでした。(石原さんは唯一原発推進派でした。)都民の選択理由は政策の中身ではなく、「強さ」「イメージ」だったのでしょうか?
さらに、江戸川区の投票率は相変わらず低く50.28%は、23区で最低の結果でした。社会が多くの問題を抱え、暗い雰囲気だからこそ政治の責任は大きく、その政治参加の第一歩が選挙権を行使することです。
4月17日からの統一地方選挙の後半戦は、さらに身近な自治体の首長や議員を決める選挙です。大勢の人々に関心をもって参加していただけるよう、江戸川ネットとして新村いく子と堀場りさ子の政策をしっかりと伝きます。