原子力発電所の事故は政治の問題です。

エネルギー政策の転換を今こそ求めよう!

3月11日、未曾有の災害が東日本を襲いました。そしてそれに伴う福島第一原発の事故で、今後どれだけの被害が増幅されるか、答えは出ません。
地震と津波の被害で、現在多くの方々が悲しみを抱えながら困難な生活を余儀なくされています。地震と津波からせっかく命をつないだ方々が、原子力発電所の危機でさらに苦難を強いられています。そして、その影響は広範囲にわたり、今日、東京都の水からも放射性ヨウ素が検出されました。

3月23日、緊急に田中優さんの講演会がグリーンパレスで開催されました。「憲法9条を読む会」の主催でした。緊急だったにもかかわらず大勢の方々が参加し、椅子を補充しても足りずに廊下まで立ち見の人があふれました。
放射能の人体への影響は「確率的影響」というのだそうです。怖いのは、体内被曝であり、胎児や小さい子どもほどリスクが大きいのは当然です。日本は、電力エネルギーを原子力に依存することを国策として推進してきました。そのためにせっかくさまざまな自然エネルギーの高い技術を持っているのに、活かされていません。
地震の多発する狭い国土に54 基も原子力発電所が存在しています。福島第一発電所の事故により、それがいかに危険なものか露呈しました。日本のエネルギーの転換をどのように進めるのか、明日から始まる統一地方選挙で、しっかりと候補者に問いかけていきましょう。今がチャンスです!

3月27日に予定していた政策発表集会を緊急集会とし、基調講演では、田中優さんに原発についての情報、エネルギー問題の今後について語っていただきます。