ストップ!ロッカショ 再処理工場

誰も言わなければ何も変わらない

1月28日(日)、日比谷野外音楽堂には、全国から六ヶ所村の「核燃料再処理工場」の本格稼動を阻止したいと、消費生活協同組合など消費者団体、漁業協同組合、サーフライダー・ファンデーション・ジャパンなど環境団体のメンバー約2000人が集まり集会が行われました。
主催団体である「六ヶ所再処理工場に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」の呼びかけで、昨年夏から署名活動が展開され、この日までに集まった署名数は379,469筆、その他、漁協で集めた署名数が399,524筆ということが発表されました。
ステージは、元気にコンサートで幕開け、女優の吉本多香子さんも参加して「ゴリライオン」のアフリカンドラム、「梅津和時とこまっちゃクレズマ」の演奏、最後をかざった」サンプラザ中野クン」の歌でした。その後、坂本隆一氏の呼びかけに賛同し、「ロッカショ−2万4000年後の地球へのメッセージ−」と題した本を出版した、元LUNA SEAのメンバーでミュージシャンの「SUGIZO」さんが、本を出版する経緯や熱い思いを語りました。また、当日会場に来ていた国会議員、大河原まさこさん、保坂展人さん、川田龍平さんからも、それぞれに再処理工場稼動に反対するメッセージや会場へのエールが伝えられました。

銀座〜東京駅までデモ行進
 集会が終了後、それぞれの団体ののぼり旗、「ストップ!再処理工場」のプラカード、思い思いのメッセージカードを持ち、仮装した人々も参加してデモ行進をしました。
休日の銀座は大勢の人たちが出ており、中には「頑張って!」とか、大きくガッツポーズをして応援してくださる方もあり、警察官の警備体制の中約1時間半のデモも盛り上がりました。

 今回の集会やデモ行進は、東京で行ったことに大きな意義があります。東京は、青森から送られてくる魚や海産物を大量消費するまちであり、原発によるエネルギーの大消費地でもあります。現地の人、東京の人と立場や環境の違いがあっても、お互いの協力関係で生活が成り立っていることを忘れてはなりません。東京に暮らす私たちは、多くのことを地方に依存していることも事実です。今、六ヶ所村で起きている事実を少しでも多くの人々に伝えていきたい、そして、市民の力で本格稼動を目前にしている再処理工場をストップさせましょう。