それゆけ!タイム REPORT

1月21日 とことん政策討論会を開催しました。

 今回のテーマは、「子ども」「子育て」。地域で活動している「江戸川子どもおんぶず」「発見きち」のメンバー、区内の小児科医、また、こうしたテーマに関心がある人々が参加してにぎやかな会になりました。
 毎月、「5」の付く日に活動している「えどがわチャイルドライン」の活動をはじめとして、今後、子どもの居場所づくりを区内で計画している「江戸川子どもおんぶず」の活動の紹介。また、10年前に、世田谷のプレイパークに学んで始めた冒険遊び場「発見きち」の取り組みの話などをしていただき、その活動をとおして実感している子どもたちの状況について報告していただきました。
 親や学校などには話すことができない子どもたちの生の声を聴く「えどがわチャイルドライン」、のびのびと何の束縛もない遊び場づくり、それぞれの活動は地域の中に広く根ざしたものとして、また、市民だからこそできることなのだということが伝わってきました。
 小児科医の立場からは、虐待防止活動や虐待に対して専門的な立場で対応できる人材が不足していること、子どもに関わる保健師なども専門的な知識や情報が足りないことなどの指摘がありました。また、マスメディアの情報に翻弄させられて、落ち着いて子どものことを考えられない親が増えてきていることから、出産までのフォローはあってもその後のフォローが少な過ぎることが問題であるなどの意見も出されました。
 参加者の中には子育て真っ最中の人たちやPTA活動に関わっている人もあり、熱心にこれらの話を聞き、質問や意見なども活発に出されました。
 子どもたちや子育てしている親の声、質問などを受け止め、いろいろなところに繋げていく役割(しくみ)の必要性、さらには子どもたちを支えるネットワークづくりの必要性など、まだまだ今後に向けて多くの課題があることもみんなで確認することができました。
 江戸川ネットとしても、今回の討論会で出された問題や課題を受け止めて、これからの議会活動や地域活動に繋げていきたいと考えています。