連続ごみ学習会「プラスチック焼却を見直そう!」

第1回『東京のごみ問題の総点検』が開催されました

6月24日(土)、タワーホール船堀において、生活クラブ運動グループ地域協議会主催で行なわれた学習会には、組合員や区民・区議、市民団体や東京清掃労組の方など、30名の参加がありました。

基調講演をしてくださった「容リ法改正全国ネットワーク」の中井八千代さんは、練馬・生活者ネットワークで2期8年区議を務め、今は一市民として「容リ法」改正に働きかけるなど、環境活動のリーダーとして活躍されています。パワーポイントで法律の中身や経緯をわかりやすく解説。「今回の法改正では市民が主張したとおりの実現はできなかったが、付帯決議に市民案の趣旨が盛り込まれ、5年後の見直しに向け、良い方向につなげることができた。今後は事業者や国の取組みをウオッチする活動をすすめ、3Rの推進をすすめていく。市民は市民の立場でできることをがんばろう!」と結ばれました。

次に、「江戸川ネット」の区議会議員・稲宮須美が23区と江戸川区の方針、その問題点について話しました。特に、サーマルリサイクルと同時に浮上してきたごみ発電の新事業については、ごみ減量や資源化へのブレーキになるおそれがあることを指摘しました。

東京清掃労働組合の方からは「小学4年生の清掃工場見学や、出前環境学習などで分別の大切さを教えてきたが、サーマルリサイクルによって今まで築き上げてきた分別意識が崩れてしまうことになる。」「サーマルには多くの薬や助燃剤を使うことから多額の経費がかかり、炉の安全性や耐久性が懸念される」など、率直な声が上がりました。

最後に、今回の署名活動の代表でもある「廃プラスチック焼却の見直しを求める区民の会」古川久美子さんより、運動グループの活動や区議会傍聴の様子、今後に向けた決意が話されました。

生活の中の課題を、たくさんの仲間とネットワークすることで解決していきましょう!

(いなみや須美のサイトにて議会質問と区長答弁を掲載しています。どうぞご覧下さい)