東京・生活者ネットワーク新春のつどい開催

浅野史郎さんとともに

  1月31日、東京・生活者ネットワークは「2006年新春の集い」を開き、宮城県社会福祉協議会会長で前宮城県知事・浅野史郎さんにご講演いただきました。テーマは「地方から変わる日本〜自治体政治の役割・大事なことは市民が決める〜」。
  知事就任直後発覚した職員のカラ出張不祥事を即座に解決、また県警の犯罪捜査報償費の不適正支出問題の解明など、辣腕を振るった改革派知事の語り口は明快そのもの。知的障害者が地域の中で生活できるための条件を整備するため、高らかに宣言した「みやぎ知的障害者施設解体」も、障害者福祉をライフワークとするリーダー自らが、知事の立場ではなく、真に当事者の立場に立ったからこそ。
  「四選出馬は一瞬たりとも考えたことはない」「権力は長くなれば腐敗するとは言わないが、陳腐化する」「いい政治をするにはいい選挙をすること」。ネットのルールに通じる、氏の実感のこもった言葉のひとつひとつに得心しきり。「地方議会は今いかにあるべきか?」とのネット議員の質問には「首長とは『必要な敵』であれ。分権社会にてらした立法機関を意識すべし」とのエールを送っていただきました。

(毒舌をちりばめながらきっちり笑いを取るところは「綾小路きみまろ」ばり? 記念撮影のときお聞きしてみましたが「きみまろは知らないなぁ」とのことでした。)