防災学習会第1回目終了しました。

18日、江戸川ネット主催の防災に関する連続学習会の第1回目「江戸川区防災計画を聞く」が、江戸川区役所議会棟の第5委員会室で行われました。環境防災部防災課事業部の井上主査から、江戸川区の防災の取り組みについて話を聞きました。地震についての基礎知識、江戸川区防災計画の概要を聞き、阪神淡路大震災発生時のコンビニの防犯カメラが捕らえた映像などを見せていただきました。
首都直下型地震(冬の夕方6時・風速5m・マグニチュード7.3)が起こった場合、死者1万1千人、負傷者21万人、建物全壊85万棟(うち火災消失65万棟)、ライフラインは1日目、断水11万人、停電16万件、電話不通110万回線、避難者700万人、と被害推定を中央防災会議が出してます。
何より、発災直後は自助・共助ということです。まずは自分の命、家族の命を守る。住宅の耐震性、家具の転倒防止や落下物対策が大切です。自分の命が守れた上で、地域を守る行動につながります。公助としての行政は日常的に災害に強い都市基礎整備を行い、災害発生直後には迅速な支援活動を開始しますが、すぐには一人ひとりには届きません。最低3日分の水(1日一人3リットル)、食料を家族分備蓄しましょう。

阪神淡路大震災から11年、その後、日本の災害対策は大きく書き換えられ、各自治体によって被害を最小限に食い止めるべくさまざまな計画、事業は進められてきました。しかし、震災は忘れたころにやってくるという言葉があるように、日常の備えに対する意識はついつい薄れてしまいがちです。いつおきても不思議ではない直下地震に対して、やれるだけの備えを準備し、家族でできること、地域でできることを確認しておきたいものです。

次回の防災学習会は2月8日、バスツアーです。